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J-GLOBAL ID：201002255581121980   整理番号：10A0361808

セメント系材料に対する劣化のモデル化と電気化学的拡散の関連について

On the relevance of electrochemical diffusion for the modeling of degradation of cementitious materials

著者 (2件)： GALINDEZ Juan Manuel (Univ. of Santiago de Compostela, Dept. of Agroforestal Engineering, Campus Universitario, 27002 Lugo, ESP) ,  MOLINERO Jorge (Amphos XXI Consulting S.L., Passeig de Garcia i Faria, 49-51, E08019 Barcelona, ESP)
資料名： Cement & Concrete Composites  (Cement & Concrete Composites)
巻： 32  号： 5  ページ： 351-359  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： B0500B  ISSN： 0958-9465  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,反応系溶質輸送モデルはセメント系材料の耐久性評価に広く用いられている。その理由は本モデルがセメントやコンクリートの劣化過程に関わる複雑な拡散-反応現象に対する機械論的手段を与えることにある。しかし,既往の科学文献に見られる数値モデルの大部分は,溶解イオンの拡散移動に関する構成則としてFickの法則を用い,系の局部的な電気的中性に逆らって生じる様々なイオン流が生み出す電気化学的制約を無視している。本論では,電気化学的拡散およびそれがセメントの劣化に関わる様々な非線形事象に与える影響を,弱硫酸溶液に曝したコンクリートの劣化シミュレーションに基づいて評価した。そこで得られた結果は,Fickの法則に基づく拡散法はセメント系材料の劣化に対するモデル化として十分な精度を持つとはいえないことを示した。何故なら,溶解過程における電気化学的相互作用の無視は,セメント露出面近傍における石膏析出などの重要局面の再現に対する反応移動モデルを無効にする可能性を持つからである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *材料 ,  耐久性 ,  電気化学反応 ,  *モデル ,  Fickの法則 ,  *硫化
準シソーラス用語： *セメント系材料 ,  溶質移動 ,  *硫化反応 ,  *劣化モデル

分類 (3件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F) ,  非破壊試験  (HB02030F)

タイトルに関連する用語 (3件)： セメント系材料 ,  モデル化 ,  化学的拡散