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J-GLOBAL ID：201002255611614137   整理番号：10A0598042

中性子全散乱による2体分布関数を用いたナノ構造解析

Nanostructural Analysis with Atomic Pair Distribution Function by Neutron Total Scattering

著者 (1件)： 社本真一 (独立行政法人 日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 物質・材料科学研究ユニット)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 59  号： 5  ページ： 355-366 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パルス中性子では,広い逆格子空間の散乱パターンを飛行時間法により効率よく測定できることから,その散乱パターンをフーリエ変換することで,実空間での2体分布関数(対相関関数)を正確に求めることができる。その特徴を利用して,周期構造を持たないアモルファスの構造から結晶性の物質の構造まで,幅広く物質の構造解析に用いられる。更に,その中間に存在する乱れた結晶性物質やナノ物質の構造解析も可能である。ここでは構造の乱れとその物性との関わりについて,最近の研究例を含めて紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  中性子 ,  散乱 ,  *中性子散乱 ,  *分布関数 ,  対相関関数 ,  *構造解析 ,  Fourier変換 ,  空間 ,  飛行時間法 ,  四面体 ,  八面体 ,  結晶構造
準シソーラス用語： *パルス中性子 ,  フォノン散乱 ,  逆格子空間

分類 (1件)： 構造決定法・回折結晶学一般  (BK01010X)

引用文献 (34件)：

• EGAMI, T. Underneath the Bragg Peaks : Structural Analysis of Complex Materials. 2003
• MCGREEVY, R. L. Reverse Monte Carlo modelling. J. Phys. Condensed Matter. 2001, 13, R887-R913
• http://www.isis.rl.ac.uk/RMC
• http://discus.sourceforge.net
• CHUNG, J.-H. Local structure of LiNiO_2 studied by neutron diffraction. Phys. Rev. B. 2005, 71, "064410-1"-"064410-11"

タイトルに関連する用語 (4件)： 中性子 ,  散乱 ,  分布関数 ,  構造解析