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J-GLOBAL ID:201002255815676328   整理番号:10A0188613

腫瘍サプレッサーING4によるH3K4me3の二量体構造及び二価認識はクロマチンに対するHBO1複合体の標的化増強機構を示唆する

The Dimeric Structure and the Bivalent Recognition of H3K4me3 by the Tumor Suppressor ING4 Suggests a Mechanism for Enhanced Targeting of the HBO1 Complex to Chromatin
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巻: 396  号:ページ: 1117-1127  発行年: 2010年03月05日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍サプレッサーの増殖阻害因子(ING)ファミリーはK4位でトリメチル化したヒストンH3(H3K4me3)により再構成複合体を部位に動員することによりクロマチンの転写状態を調節する。この修飾はINGファミリーの五つのメンバーにおいてC末端に存在する植物ホメオドメイン(PHD)により認識される。ING4はHBO1複合体によりヒストンH3アセチル化を促進する。本研究では,ING4は伸長したコイルドコイル構造に独立して折り畳まれたN末端ドメインを介してホモ二量体を形成することを示した。核局在化配列を含むING4の中央領域は無秩序であり,柔軟であったが,p53と直接相互作用しないか,または以前の知見と対照的に非常に低親和性で相互作用した。完全長蛋白質のNMR解析により,二量体の二つのPHDフィンガーは化学的に等価であり,分子の残りの部分から独立していることを明らかにした。ヒストンH3K4me3との完全長二量体蛋白質結合の詳細なNMR解析により,分離したPHDフィンガーのように本質的に同じ結合部位及び親和性を示した。従って,ING4二量体は,クロマチンの前後関係では同一または異なるヌクレオソームに属することができるH3K4me3尾部に対して二つの同一の及び独立した結合部位を有した。これらの結果から,ING4はクロマチンH3K4me3修飾の二価リーダーであり,特異的クロマチン部位に対するHBO1複合体の標的化増強機構を示唆した。この機構は他のING含有再構成複合体と共通することができた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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