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J-GLOBAL ID：201002255819959332   整理番号：10A0609288

竣工初年度における基礎断熱床下空間に関する熱水分同時移動解析

ANALYTICAL STUDY ON THE HYGROTHERMAL BEHAVIOR IN CRAWL SPACES WITH INSULATION FOUNDATION WALL IN THE FIRST YEAR AFTER COMPLETION

著者 (6件)： 香西里美 (北大 大学院工学研究科) ,  立松宏一 (北海道北方建築総合研) ,  本間義規 (岩手県立大学盛岡短大) ,  鈴木大隆 (北海道北方建築総合研) ,  羽山広文 (北大 大学院工学研究科) ,  菊田弘輝 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 16  号： 33  ページ： 563-568  発行年： 2010年06月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 基礎断熱工法の竣工初期に,地盤温度立上がりの遅れや基礎コンクリートの余剰水分が起因して床下が高湿化する問題を取り上げ,竣工初年度における床下空間の温湿度をシミュレーションにより検討した。住宅モデルはIBECの自立循環型住宅を参考に,床下空間4室,居住空間3室(1・2階),非居住空間2室の計9室とし,断熱仕様は次世代省エネ基準を満たすものとした。1)地盤温度が低い時期に竣工した場合,基礎と土台の隙間からの流入湿気と1階床面からの透湿成分を水分供給源として,竣工初年度の夏期に床下空間が高湿化した。2)1階居住空間の部分暖房や床断熱の併用,床下空間への1階居住空間の空気導入により床下環境が悪化した。3)土間下への断熱材敷込みは,若干の冷房負荷増大があったものの結露やカビの発生防止に効果的であった。

シソーラス用語： *建築空間 ,  基礎断熱 ,  *熱水分同時移動解析 ,  若年 ,  *床下
準シソーラス用語： 高湿環境 ,  若齢 ,  *床下空間

分類 (1件)： 建築環境一般  (RB02010T)

引用文献 (5件)：

• 1) 本間義規ほか:温暖地における基礎断熱工法に関する研究その1、温暖地における冬期の基礎断熱床下空間の温湿度特性、日本建築学会計画系論文集、pp.33-38、1999.11
• 2) 劉 青栄ほか:温暖地における基礎断熱住宅の床下空間の形態と利用法が温熱環境に与える影響、日本建築学会環境系論文集、pp.31-38 2006.7
• 3) 本間義規ほか:小屋裏を対象とした防露性能評価手法の開発その1、熱·空気·湿気連成シミュレーションに基づく小屋裏温湿度性状、日本建築学会学術講演梗概集D-2、pp.277-278、2008.9
• 4) 建築研究所監修:自立循環型への設計ガイドライン、エネルギー消費50%削減を目指す住宅設計、2005
• 5) 建物外皮における結露防止のためのガイドライン、財団法人建築環境·省エネルギー機構、pp.208-210、2003.5

タイトルに関連する用語 (3件)： 基礎断熱 ,  床下空間 ,  熱水分同時移動解析