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J-GLOBAL ID：201002255915473688   整理番号：10A0518743

金型表面仕上げの最適化に向けた新たなアプローチ 事例2 金型への切削シボ加工の実現

著者 (1件)： 原雄司 (ケイズデザインラボ)
資料名： 型技術  (Die and Mould Technology)
巻： 25  号： 6  ページ： 027-031  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： X0147A  ISSN： 0912-5582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： D3テクスチャーは,製品の表面加飾を,デジタルデータでデザインから量産まで行う技術である。主力ツールとして,FreeFormを用いている。FreeFormはボクセルデータと呼ばれる小さな粒の集まりで立体を表現し,有機的な形状や表面の細かい凹凸の表現が可能な3次元モデラーである。D3テクスチャーの手法は,2次元画像データを利用する方法と,実物を3次元スキャニングしたデータを利用する方法に大別される。自動車内装部品に植物のデザインイメージを付加した成形品をつくる実験と,デジタルシボデータを,牧野フライス製作所製STLCAMに読込み,マシニングセンタで試作金型を切削加工する実験を行った。D3テクスチャーのデジタルモデリングプロセスは十分確立できたと考えるが,CAMソフトのさらなる大容量STLデータへの対応が課題である。D3テクスチャーで作成したSTLデータは大容量となり,切削速度が上げられず,小径工具を使うため切削時間が長くなり,工具摩耗問題に直結する。D3テクスチャーは今までやりにくかったことができる新しい表面加飾手法であることを認知してもらうことが課題だと考えている。

シソーラス用語： *金型 ,  *表面仕上 ,  最適化 ,  *表面加工 ,  表面性状 ,  *切削 ,  *表面構造 ,  画像処理 ,  形態 ,  部品 ,  モデル ,  加工速度 ,  工具摩耗 ,  データ
準シソーラス用語： *シボ加工 ,  ポリゴンモデル ,  金型製作 ,  三次元画像処理 ,  自動車部品 ,  切削速度 ,  内装 ,  皮シボ ,  *表面テクスチャー ,  ディジタルデータ

分類 (1件)： 切削一般  (QC02010V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 金型 ,  表面仕上げ ,  最適化 ,  切削 ,  シボ加工