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J-GLOBAL ID：201002256046167942   整理番号：10A0495536

親水公園における四季を通した微気象に関する調査研究

A Research of Minute Weather Effect of Four Seasons in SHINSUI Park

著者 (2件)： 弓削龍 (日本大 大学院理工学研究科) ,  畔柳昭雄 (日本大 理工)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 73  号： 5  ページ： 465-468  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 親水公園における四季を通した微気象について検討した。調査は,5路線の親水公園が開設されている東京江戸川区を対象に,人口密度の高い居住域を流下する一之江堺川親水公園を選定し気象分布を実測調査した。その結果,1)春季及び夏季に水辺や樹木の冷源作用により低温域が形成され,秋季及び冬季には,水辺の熱源作用に加え,樹木の冷源作用が減少して高温化する。2)微気象効果は,公園と直行する道路に沿って拡散しており,微気象効果範囲は,どの季節も市街地に50mまで効果を及ぼす。3)地表面被覆が気温形成に及ぼす影響については重回帰分析を行なった結果,水面は春季及び夏季で気温を低下させ,秋季及び冬季で気温を上昇させており,緑被地はどの季節においても気温を低下させている。

シソーラス用語： *微気象 ,  *都市環境 ,  多重回帰分析 ,  *土地被覆 ,  気温分布 ,  蒸発散 ,  街路樹 ,  運河
準シソーラス用語： 重回帰分析 ,  親水公園 ,  人工廃熱 ,  中小河川 ,  日射遮蔽 ,  緑被率 ,  輻射熱

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (10件)：

• 1)村川三郎ほか(1988):都市内河川が周辺の温熱環境に及ぼす効果に関する研究:日本建築学会計画系論文集第 393 号,25-34
• 2)清田忠志ほか(2007):都市域におけるヒートアイランド現象の緩和対策に関する研究-その2広島市の夏季の都市気温と土地被覆との関係に対する重回帰分析-:日本建築学会環境系論文集第 614 号,57-63
• 3)尹 龍漢ほか(1998):都市における公園内外の気温分布特性について:ランドスケープ研究 61(5),769-772
• 4)深川健太ほか(2006):開発が進む地方都市の田圃・ため池周辺と市街地の四季を通した気温形成状況の比較:日本建築学会環境系論文集第 605 号,95-102
• 5)小谷幸司ほか(1996):臨海都市における気温分布と緑地の気温低減効果に関する研究:日本都市計画学会学術研究論文集第 31 回,85-90

タイトルに関連する用語 (4件)： 親水公園 ,  微気象 ,  調査 ,  研究