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J-GLOBAL ID：201002256063152525   整理番号：10A0269081

神経幹細胞システム:生理学的プレーヤーまたはin vitroの実体か

Neural stem cell systems: physiological players or in vitro entities?

著者 (2件)： CONTI Luciano (Univ. Milan, Milano, ITA) ,  CATTANEO Elena (Univ. Milan, Milano, ITA)
資料名： Nature Reviews. Neuroscience  (Nature Reviews. Neuroscience)
巻： 11  号： 3  ページ： 176-187  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： W1331A  ISSN： 1471-003X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 神経幹細胞(NSC)は発生中及び成熟哺乳動物CNSにある自己再生の多能性細胞であり,発生脳のニューロンとグリアを形成し,再生能を有する。今回,in vitroのNSCの機能的性状をin vivoにあるNSCの比較及びそれらの単離と培養のために開発した分析法を概説した。脳内に4種類のNSCあるいは前駆細胞がある。神経上皮前駆細胞(NEP),NEPから始まる放射状グリア,神経性前駆細胞の異なる群である中間前駆細胞と多能性神経細胞群の成体前駆細胞である。異なる方法論により単離し,培養したこれらの幹細胞や前駆細胞の多様なタイプの真のアイデンティティーと系統関連性は未だ検討中であり,また,in vitroでは3次元組織構造の障害,特異な細胞間接触の消失,細胞内環境の変化などの課題がある。これらのシステムの解明は,移植後のNSC運命と機能的統合を制御し,傷害や疾患後の再生に適切なNSCを産生する上に重要であることを示した。

シソーラス用語： *神経幹細胞 ,  上皮細胞 ,  グリア細胞 ,  幹細胞 ,  *神経再生 ,  細胞培養 ,  分化 ,  多能性幹細胞
準シソーラス用語： 三次元構造 ,  神経上皮 ,  前駆細胞 ,  神経分化

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 神経幹細胞 ,  生理学 ,  プレーヤー