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J-GLOBAL ID：201002256072172474   整理番号：10A0348665

マイクロマニピュレータを用いた環境からの機能的単一細胞の分離:脱窒菌研究への応用

Isolation of functional single cells from environments using a micromanipulator: application to study denitrifying bacteria

著者 (8件)： ASHIDA Naoaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISHII Satoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HAYANO Sadakazu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAGO Kanako (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TSUJI Takashi (Tamagawa Univ., Tokyo, JPN) ,  YOSHIMURA Yoshitaka (Tamagawa Univ., Tokyo, JPN) ,  OTSUKA Shigeto (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SENOO Keishi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 85  号： 4  ページ： 1211-1217  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 機能的単一細胞(FSC)分離法と命名した,環境試料からの機能的に活性な単一細胞を分離する新規方法を開発した。本法は基質応答性細胞の直接計数,5-カルボキシフルオレセインジアセタートアセトキシメチルエステル(CFDA-AM)による生細胞の染色と培地での培養後のマイクロマニピュレータから構成した。本FSC分離法の効率を調べ,試験した全細菌株がCFDA-AMで染色され,本FSCと従来型最確数法とが脱窒菌群の評価で類似した計数値を示すことを確認した。本法を用いて水田土からコハク酸応答脱窒菌を分離し,本法によって得られた結果と同一水田土を用いた前報の培養非依存手法とを比較した。本法を用いて37株の脱窒菌が分離され,そのいくつかは銅含有亜硝酸レダクターゼを持ち,Azospirillum及びOchrobactrumが主脱窒菌であった。本結果は本FSC分離法が環境試料から機能的に活性な単一細胞を分離するための有用なツールであることを示した。

シソーラス用語： *マニピュレータ ,  *脱窒菌 ,  スピロ化合物 ,  *水田土 ,  菌数計測 ,  亜硝酸レダクターゼ ,  細菌 ,  *スクリーニング ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  *マイクロマニピュレータ ,  最確数法 ,  アゾスピリルム属 ,  オクロバクトラム属 ,  *ロボット ,  微生物 ,  Azotobacter group
準シソーラス用語： Azospirillum ,  Ochrobactrum

分類 (2件)： 生化学的分析法  (EA03030G) ,  微生物・ウイルス学研究法一般  (EG02010V)

物質索引 (2件)： 5-カルボキシフルオレセインジアセタートアセトキシメチルエステル ,  コハク酸

タイトルに関連する用語 (6件)： マイクロマニピュレータ ,  環境 ,  単一細胞 ,  脱窒菌 ,  研究 ,  応用