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J-GLOBAL ID:201002256173391401   整理番号:10A0326009

水素結合ヒドロキシル基の解離性電子捕獲 分子動力学とマトリックス分離ESRによる研究

Dissociative Electron Capture of Hydrogen-Bonded Hydroxy Groups: Molecular Dynamics and Matrix Isolation ESR Study
著者 (1件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 254-260 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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PFPE(ペルフルオロポリエーテル)系ディスク潤滑剤を調べ,求核試薬(電子ドナー)の存在下ではヒドロキシル末端基の水素結合対の超不安定性が疑われた。水素結合メタノール二量体,水素結合エタノール二量体,及び1,2-プロパンジオールの電子捕獲に関する反応シーケンスの妥当性を,まず半経験的SCF分子軌道計算により得られたポテンシャルを基とする分子動力学によって,次いでマトリックス分離ESRスペクトロスコピーによって調べた。後者の実験研究では,アルコール二量体アニオンをアルゴンマトリックス中にNa原子とアルコール分子を共捕捉し,光照射による電子移動を誘起することによって発生させた。メタノール二量体とエタノール二量体の場合には,分子動力学研究から,電子の捕獲で,アクセプタサイドのヒドロキシ水素は原子として開裂し,次いでプロトン供与性アルコールの最近接炭素から水素を引き抜くことが予測された。1,2-プロパンジオールアニオンでは,分子動力学研究からC1-C2結合の開裂,次いでC1ラジカルフラグメントによるC2ヒドロキシ水素の引抜きが予測された。マトリックス分離ESR研究からアルコール濃度が二量体の存在を保証するのに十分高いときは光照射でラジカルの発生が明らかになった。このように認められたスペクトルパターンは分子動力学計算によって予測したラジカル生成物と全く一致した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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脂肪族アルコール  ,  有機化合物のEPR  ,  分子の電子構造 
引用文献 (11件):
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