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J-GLOBAL ID:201002256193208131   整理番号:10A0744092

日本中央部のシバ(Zoysia japonica)草原における炭素の動力学と収支

Carbon dynamics and budget in a Zoysia japonica grassland, central Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 123  号:ページ: 519-530  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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日本のシバ草原における生態系炭素収支を推定した。5月には緑色バイオマスが成長を始め,7月半ばから9月にピークに達した。土壌CO2流および根の呼吸の季節変動は土壌温度の変化に仲介された。2007年と2008年における年間の土壌CO2流はそれぞれ1,121.4および1,213.6gC/m2であり,根の呼吸は471.0および544.3gC/m2であった。土壌CO2流に対する根の呼吸の貢献は33~71%の範囲であった。2007年と2008年における生育期間中の正味一次生産(NPP)は,それぞれ747.5および770.1gC/m2であり,家畜の放牧(GL)によて奪われるバイオマスは28.2および25.6gC/m2,糞便のインプット(FI)として家畜が戻すバイオマスは28.2および25.6gC/m2であった。またFlの分解(DL,分解による乾物量損失)は極めて低く1.5および1.4gC/m2であった。年間のNPP,土壌CO2流,根の呼吸,GL,FIおよびDLの値に基づいて,推定された草原の炭素収支は,2007年および2008年にそれぞれ1.7および22.3gC/m2であった。したがって,このシバ草原生態系の炭素収支は,この研究の2年間にわたる現在の放牧条件下において,大気と平衡を保っていると思われた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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飼料作物,草地  ,  物質の代謝 
引用文献 (68件):
  • ADAMS, JM. Increases in terrestrial carbon storage from the last glacial maximum to the present. Nature. 1990, 348, 711-714
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  • BARROW, NJ. Mineralization of nitrogen and sulphur from sheep faeces. Aust J Agric Res. 1961, 12, 644-650
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