文献

J-GLOBAL ID：201002256266245855   整理番号：10A0127379

Se₅₈Ge_42-xPb_x(9≦x≦20)ガラスのガラス転移と熱安定性の動特性

Kinetics of glass transition and thermal stability of Se₅₈Ge_42-x Pb_x (9≦x≦20) glasses

著者 (3件)： DEEPIKA (Univ. Rajasthan, Jaipur, IND) ,  RATHORE K. S. (Univ. Rajasthan, Jaipur, IND) ,  SAXENA N. S. (Univ. Rajasthan, Jaipur, IND)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 98  号： 2  ページ： 441-448  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Se₅₈Ge_42-xPb_x(9≦x≦20)ガラスを液体急冷法により作製した。XRDにより試料の非晶質性を確認した。EDAXにより組成分析を行い,出発原料と同じ組成であることが分かった。DSC測定からガラス転移温度T_gでの吸熱反応領域と結晶化温度での発熱反応領域があり,相分離による二重結晶化を示す二本の発熱ピークが現れた。二本の発熱ピーク間の温度でアニールした試料のXRD測定を行い,x=9では二相はGeSe₂とSe相であり,x>9ではGeSe₂とPbSe相であることが分かった。Pb濃度の増加とともに系のボンドエネルギーが減少し,T_gは減少することが分かった。T_gの加熱速度依存性および熱緩和の活性化エネルギーE_tを算出し,Pb濃度の増加とともにE_tは減少することが分かった。DSC測定から得られる種々の特性温度から,ガラス安定性に関するDeiztalのガラス判定式ΔT,Saad-Poulainの加重熱安定度H’,およびSパラメタを算出し,第二結晶化に関するΔTはPb濃度の増加とともに増加することが分かった。E_tの減少とΔTの増加は相関しており,Pb濃度の増加とともに熱安定性は増加することが分かった。

シソーラス用語： *カルコゲン化物ガラス ,  *セレン化物 ,  *ゲルマニウム化合物 ,  *鉛化合物 ,  *ガラス転移 ,  *熱安定性 ,  *動特性 ,  高速冷却 ,  X線回折 ,  エネルギー分散蛍光X線分析 ,  示差走査熱量測定 ,  ガラス転移点 ,  吸熱反応 ,  発熱反応 ,  相分離 ,  結晶化 ,  セレン化鉛 ,  加熱速度 ,  活性化エネルギー ,  *非晶質半導体
準シソーラス用語： セレン化ゲルマニウム

分類 (2件)： 非晶質半導体の構造  (BK04030O) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： ガラス ,  ガラス転移 ,  熱安定性 ,  動特性