抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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希土類系高温超電導(RE-123)線材の応用機器への適用に際しては,その規模やメンテナンスを考慮すると線材間の接続技術の確立が不可欠となる。そこで本研究では,銀拡散接合法によって接続されたRE-123線材を対象に,直流通電時ならびに交流通電時における電磁現象を評価した。具体的には,走査型ホール素子顕微鏡を用いて線材接続部の電流分布を詳細に評価するとともに,本測定から得られる2次元面電流分布を精査することで,線材間の電流トランスファーといった3次元的な情報まで得られることを明らかとした。以上の妥当性については3次元有限要素法を用いた数値解析からも検証し,実験結果のみからは評価できない発熱分布などについても議論する予定である。本研究は,イットリウム系超電導電力機器技術開発の一環としてISTECを通じてNEDOからの委託を受けて実施するとともに,日本学術振興会の科研費20360143,20・01945)の助成を得て行ったものである。