文献
J-GLOBAL ID:201002256349162331   整理番号:10A0769545

キノコCoprinopsis cinerea(Coprinus cinereus)の染色体の集合に基づく多細胞菌類の進化の洞察

Insights into evolution of multicellular fungi from the assembled chromosomes of the mushroom Coprinopsis cinerea (Coprinus cinereus)
著者 (40件):
資料名:
巻: 107  号: 26  ページ: 11889-11894  発行年: 2010年06月29日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ライフサイクルが2週と短く多くの生殖細胞を産生するCoprinopsis cinerea(ネナガノヒトヨタケ)は培養も容易であり,菌類の多細胞分化に都合のよい実験モデルである。本研究では,完全ゲノム配列およびその染色体集合を決定した。36メガベースのゲノムは,13本の染色体に分散していた。レトロトランスポゾンは,組み換え頻度の高い領域やセントロメアに存在した。他の担子菌のオルソログ遺伝子は,低組み換え頻度領域に顕著であった。一方,多細胞性菌類に特有なタンパク質キナーゼ(FunK1)を含むパラロガス遺伝子は,高組み換え頻度領域に検出された。局所的な遺伝子の重複が,パラログコピーの拡張をもたらすことが,p450などの分析から分かった。性的形態形成の際には,FunK1のいくつかが,特異的に調節された。共生担子菌であるC.cinereaとLaccaria bicolorは,シンテニー領域を共有していた。最大シンテニーブロックは,トランスポゾンエレメントの無い低組み換え頻度領域に生じた。C.cinereaの染色体集合は,菌類の多細胞性進化の解明に必須のテーマである。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子の構造と化学  ,  微生物の生化学 

前のページに戻る