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J-GLOBAL ID：201002256389556359   整理番号：10A0325734

中国の石炭火力発電所からの高カルシウムフライアッシュと高密度フラクションの鉱物学と化学組成

Mineralogy and Chemical Composition of High-Calcium Fly Ashes and Density Fractions from a Coal-Fired Power Plant in China

著者 (6件)： ZHAO Yongchun (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN) ,  ZHANG Junying (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN) ,  TIAN Chong (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN) ,  LI Hailong (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN) ,  SHAO Xinyu (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN) ,  ZHENG Chuguang (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 24  号： Jan/Feb  ページ： 834-843  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 石炭火力発電所は中国の主要電源であり,放出される大量のフライアッシュは重大な環境汚染を引き起こしているが,年間発生量160Mtに対して,利用量は70Mtにすぎない。フライアッシュの鉱物学と化学組成の詳細な知識,及び石炭燃焼中のミネラル分の振る舞いの理解は,フライアッシュの活用に役立つとされている。本論文は,石炭中のカルシウムの発生,カルシウム含有鉱物の特性,化学組成,高カルシウムのフライアッシュとりわけ高密度フラクションに関する広範な調査を報告する。目的は,高カルシウムフライアッシュの詳細な性質を特徴付けて明確化し,高カルシウムフライアッシュ形成と中国における活用に新たな知見を供与することである。雲南省のXiaolongtan微粉炭石炭火力発電所(6×100MW)から石炭試料が収集され,鉱物分がXRDにより特定された。主要なカルシウム含有鉱物は,石灰,無水石膏,ゲーレナイトであった。鉱物組成は,フライアッシュ密度フラクションにより異なり,ゲノスフィアは石灰,カルサイト,無水石膏及び粘土鉱物により含浸されている。軽い灰は石英,ムライト,無水石膏,ゲーレナイトが豊富であり,重い灰はフライアッシュの最大のフラクションで,その主要鉱物は,無水石膏,石英,ヘマタイト,ゲーレナイト及び石英である。粒子の複雑な形状は燃焼中の熱勾配により形成され,化学的組成に基づいて,高カルシウムフライアッシュ粒子は(i)酸化カルシウム(ii)硫化カルシウム(iii)Ca-Al-Si成分(iv)Ca-S-X成分に分類される。酸化カルシウムは,カルシウム含有炭酸塩鉱物の分解に由来し,硫化カルシウムは,CaOの硫化とバサニ石の脱水素化により形成される。

シソーラス用語： 発電所 ,  *フライアッシュ ,  *カルシウム ,  鉱物学 ,  *鉱物分析 ,  *化学組成 ,  酸化カルシウム ,  カルシウム化合物 ,  硫化物 ,  メリライト ,  方解石 ,  硬石膏 ,  X線回折 ,  ムライト ,  石灰 ,  *微粉炭
準シソーラス用語： 石炭火力発電所 ,  鉱物学的分析 ,  硫化カルシウム ,  ゲーレナイト ,  カルサイト ,  無水石膏 ,  XRD ,  ヘマタイト

分類 (1件)： 石炭及びコークスの性質,組成,分析,試験  (YE04030T)

タイトルに関連する用語 (8件)： 中国 ,  石炭火力発電所 ,  カルシウム ,  フライアッシュ ,  高密度 ,  フラクション ,  鉱物学 ,  化学組成