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J-GLOBAL ID:201002256414432171   整理番号:10A0583025

いろいろな原料によるリグノセルロースエタノールの環境性能比較

Comparative environmental performance of lignocellulosic ethanol from different feedstocks
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 2077-2085  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: W1084A  ISSN: 1364-0321  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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再生可能バイオ燃料は化石燃料に対する依存度を低減し,また温室効果ガス(GHG)排出量を削減するための経路と考えられている。リグノセルロース原料から大規模に生産されるエタノールは最も可能性のある次世代自動車燃料と考えられている。本論文ではライフサイクルアセスメントモデルを開発し,5種類のリグノセルロース,すなわちアルファルファ茎,ポプラ,エチオピアマスタード,アマ繊維およびアサ屑を原料にしたエタノールの生産,および乗用車におけるその使用の環境的な意味合いを評価した。エタノールを基にした2種類の燃料利用,すなわちE10(体積でエタノール10%とガソリン90%の混合燃料)およびE85(体積でエタノール85%とガソリン15%)を評価し,結果を同等の車における従来ガソリン(CG)の結果と比較した。環境に優しい最良のリグノセルロース資源を同定するため,ライフサイクルアセスメント(LCA)手法により,化石燃料需要,地球温暖化,光化学酸化物の形成,酸性化および富栄養化の項目について環境性能を評価した。これらの結果により,ライフサイクル温室効果ガス排出量はCGに比べエタノールの場合が低く,特にエチオピアマスタードから得た85E燃料を使用する車の場合最大145%低かった。またこの作物は混合燃料中のエタノール比率に関係なく,富栄養化排出量の点でも最良の選択肢であった。残りのインパクト範疇では他の原料もメリットがあり,ポプラは光化学酸化物形成の場合,アマ繊維は酸性化に対してメリットがある。化石燃料需要については,それぞれアサ屑およびエチオピアマスタードから得たE10およびE85の場合に最大10%および60%の低減を得た。これらの結果によって,本研究ではエネルギー強度が低くバイオマス収率の高い作物を使用する重要性を明確に実証した。LCA手法は,研究者や技術者が環境性能を向上するために研究する必要のあるエタノール生産ライフサイクル中の重要領域を同定する助けとなる。技術開発はエタノール燃料の環境影響および価格両者の低減に寄与すると考えられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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生物燃料及び廃棄物燃料 
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