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J-GLOBAL ID:201002256473013476   整理番号:10A0253446

3つの蛋白質で培養したヒトさい帯血細胞の後成的変化は多能性状態への部分的再プログラミングを示す

Epigenetic changes to human umbilical cord blood cells cultured with three proteins indicate partial reprogramming to a pluripotent state
著者 (3件):
資料名:
巻: 316  号:ページ: 927-939  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らは以前,その起源がCD45陽性細胞であるにもかかわらずオリゴデンドロサイト,Schwann細胞,骨,筋肉,内皮細胞への分化が可能なヒトさい帯血由来細胞の亜集団の存在を報告した。これらの幹細胞(FSFI細胞と呼ぶ)は,多能性遺伝子Oct4とNanogの発現時に,FGF4,SCF,Flt-3リガンド含有培地(FSFI培地)でin vitroのある期間後にだけ生じる。この研究の目的は,これらの細胞が,新しく獲得した3つすべての胚葉に分化する能力に加えてこれら多能性遺伝子の新規発現が,FSFI培地でのこれら細胞の再プログラミング後の後成的変化の結果であるかどうかを決定することである。著者らは,CD45由来FSFI細胞が未分化胚性幹細胞間で観察される場合と同じレベルでOct4蛋白質を発現し,その時アセチル化ヒストンH3とH4がOct4のプロモーター領域で結合増加を示すということを証明した。これらの細胞が分化状態にある時(FSFI培養以前あるいは神経細胞へのin viro分化後)および未分化の状態の時のアセチル化ヒストンの結合変化は,これがこれらの細胞が多能性を獲得する一つの方法であることを示唆する。FSFI細胞のCD45プロモーター領域での持続H3およびH4アセチル化はもとよりこの遺伝子領域でのDNA低メチル化は,これが部分的再プログラミング事象に過ぎないことを示すが,これは体細胞の非導入遺伝子再プログラミングに向けての重要なステップである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  遺伝子発現 

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