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J-GLOBAL ID：201002256491200437   整理番号：10A0525230

車載アレーアンテナを用いた歩行者方向推定におけるグレーティングローブによる誤検出の除去

Prevention of False Detection due to Grating Lobes in Estimating Pedestrian Direction Using a Vehicle-Mounted Array Antenna

著者 (4件)： 野場敏裕 (北大 大学院情報科学研究科) ,  小川恭孝 (北大 大学院情報科学研究科) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学研究科) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 1(AP2010 1-11)  ページ： 47-51  発行年： 2010年04月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,高度道路交通システム(ITS)の一環として自動車の歩行者に対する事故を未然に防ぐ技術が注目されている。筆者らは歩行者の持つ電子タグから発信される電波を車載アンテナにより検出し,運転手に歩行者位置を知らせることで事故を防止する研究を進めている。直接波の到来方向が歩行者の方向ではあるが,多重波によるフェージングのため,その方向を推定する際に誤差が生ずる。そこで,車の移動によって得られる異なったフェージングを受けた共通のデータについてアレーアンテナによるビームフォーミングを行い,水平偏波の平均電力が最大となる方位方向を推定する方式により,アンテナ素子数3,素子間隔が1.5波長の直線アレーを用いることで,ほぼ良好な推定が可能であることが分かっている。しかし,素子間隔が半波長より広いため,グレーティングローブによる誤検出の可能性がある。そこで本稿では,グレーティングローブについての対策手法を提案し,評価を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *到来方向推定 ,  アレイアンテナ ,  計測器 ,  *歩行者 ,  放射パターン ,  検出 ,  *ITS【交通】 ,  標識 ,  フェージング【通信】 ,  直線偏波 ,  多経路伝搬
準シソーラス用語： グレーティングローブ ,  ビームフォーミング ,  誤検出 ,  車載器 ,  水平偏波 ,  多重波伝搬 ,  電子タグ

分類 (2件)： 信号理論  (ND02020G) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (5件)：

• ZHU, J. MAC for Dedicated Short Range Communications in Intelligent Transport System. IEEE Commun. Mag. 2003, 41, 12, 60-67
• NICT. 電子タグを用いたITS応用技術の研究開発プロジェクト 研究開発最終報告書. 2008
• 野場敏裕. 車載アレーアンテナによる信号到来方向推定に関する基礎的考察. 平成20電気・情報関係学会北海道支部連合大会, Oct. 2008
• 野場敏裕. 車載アレーアンテナによる歩行者位置検出に関する基礎的考察. 2009年電子情報通信学会総合大会, Mar. 2009
• 野場敏裕. 車載アレーアンテナによる歩行者方向推定に関する基礎的考察. 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究会. 2009, A・P2009-74

タイトルに関連する用語 (6件)： 車載 ,  アレーアンテナ ,  歩行者 ,  方向推定 ,  グレーティングローブ ,  誤検出