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J-GLOBAL ID：201002256510366872   整理番号：10A0127101

トリクロロエチレン低減のための接種材料として可能性を有する原始熱水噴出口堆積物からの硫酸還元細菌の生息数評価

Evaluation of enrichments of sulfate reducing bacteria from pristine hydrothermal vents sediments as potential inoculum for reducing trichloroethylene

著者 (2件)： GUERRERO-BARAJAS C. (Instituto Politecnico Nacional, Mexico City, MEX) ,  GARCIA-PENA E. I. (Instituto Politecnico Nacional, Mexico City, MEX)
資料名： World Journal of Microbiology & Biotechnology  (World Journal of Microbiology & Biotechnology)
巻： 26  号： 1  ページ： 21-32  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： T0482A  ISSN： 0959-3993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メキシコ,Nayaritの海底の原始熱水噴出口堆積物における微生物群落ついて調べた。ここでは,硫酸塩還元(SR)条件下で,乳酸塩および揮発性脂肪酸(VFAs)を基質とした場合の,原始熱水噴出口堆積物によるトリクロロエチレン(TCE)の低減能力の増強を評価した。また,SRに及ぼすTCEsの生物分解中間体のシス-およびトランス-1,2-ジクロロエタンの影響についても調べた。さらに,SRおよびTCEの生物分解性に及ぼすシアノコバラミン(CNB12)およびリボフラビン(RF)の影響についても測定した。噴出口からの堆積物を37°Cでインキュベートし,硫酸イオン4g/Lと乳酸またはVFAsを添加した。別の実験において,CNB12またはRFで同様の処理を行った。その結果,基質に乳酸を用いた場合,初期濃度150μmol/LのTCEは86%が除去され,48%の硫酸塩が消耗した。電子ドナーとしてVFAsを用いた場合,初期濃度300μmol/LのTCEは93%が除去され,40%の硫酸塩が消耗した。乳酸塩とCNB12の組合わせが最良のSRを示した。これらの結果から,この脱ハロゲン化細菌などの硫酸塩還元性微生物群落において,共栄養素会合は相互作用し基質の発酵に利点をもたらすことが示された。これらの熱水噴出口堆積物からの微生物群落は,脱塩素化を目的としたバイオリアクタの新しい接種源となることがわかった。

シソーラス用語： *脂肪族塩素化合物 ,  硫酸還元菌 ,  生息密度 ,  熱水噴出 ,  海底堆積物 ,  ミクロフローラ ,  揮発性脂肪酸 ,  基質 ,  生物分解 ,  ビタミンB12 ,  硫酸イオン ,  脱塩素 ,  バイオリアクタ ,  オレフィン化合物 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸 ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ポリオール ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： シアノコバラミン

分類 (1件)： 代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (4件)： トリクロロエチレン ,  乳酸 ,  1,2-ジクロロエタン ,  リボフラビン

タイトルに関連する用語 (9件)： トリクロロエチレン ,  接種材料 ,  可能性 ,  熱水噴出 ,  堆積物 ,  硫酸 ,  還元細菌 ,  生息数 ,  評価