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J-GLOBAL ID：201002256607688734   整理番号：10A0789449

正方形断面90°ベンド内における界面活性剤水溶液の遷移状態での二次流れの発達

Development of Secondary Flow in a Transition State of Surfactant Solution flow in a Square-Sectioned 90° Bend

著者 (4件)： 宗像瑞恵 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  寺沢亨 (三菱重工業) ,  吉川浩行 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  大庭英樹
資料名： 日本機械学会論文集 B編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series B)
巻： 76  号： 767  ページ： 1019-1027  発行年： 2010年07月25日 
JST資料番号： F0036B  ISSN： 0387-5016  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,エソカードO/12を主成分とする界面活性剤を添加した水溶液の擬塑性粘度の違いが,正方形断面90°ベンド内の遷移状態の流れにおいて生じる二次流れの遷移やはく離流れに与える影響を調査することを目的として,PIVによる三次元的な速度場および壁面圧力の分布を計測した。その結果,二次流れ量が最小となる極めて臨界状態である流れ場の特性をとらえた。また,擬塑性粘度が大きいほど,上下壁近傍での低速流体の集積が増大し,半径方向の圧力勾配の増加とともに内向きの二次流れがより上流側で生じるため,それに付随する主流のはく離もより上流側で発生する。一方,下流側では曲率半径の大きい流れとなり,二次流れの抑制に寄与している。擬塑性粘度が高い溶液では,上流側での圧力勾配と二次流れ量は急増するが,上流側での圧力増加により抵抗低減効果をもたらしている。(著者抄録)

シソーラス用語： 管内流 ,  ベント ,  *界面活性剤 ,  *水溶液 ,  断面 ,  *二次流れ ,  粒子画像流速測定 ,  非Newton流体 ,  遷移状態
準シソーラス用語： ベント流 ,  正方形断面

分類 (1件)： 管内流  (BC02090Q)

引用文献 (18件)：

• 1) KAWAGUCHI Y. Drag Reduction by Surfactant Additives and Its Applications. Hyomen. (1999) vol.37, no.8, p.443-448.
• 2) KAWAGUCHI Y. Recent Movement of Application Study on the Drag Reduction in Foreign Countries. Fluids Engineering Conference of Japan Society of Mechanical Engineers, 2001. (2001) p.301-304.
• 3) MUNEKATA M. A Study on Viscoelastic Fluid Flow in a Square-Section 90-Degrees Bend. Journal of Thermal Science. (2003) vol.12, no.4, p.337-343.
• 4) IMAO S. Pressure Losses in Pipe Bends of Drag-Reducing Surfactant Solution. Proc. the fifth JSME-KSME fluids engineering conference, 2002. (2002) p.343-348.
• 5) SHIRAGAMI N. Pressure Losses in Rectangular Bends. Encyclopedia of Fluid Mechanics. Gulf Publishing Company. (1986) vol.1, p.870-895.

タイトルに関連する用語 (7件)： 正方形断面 ,  ベンド ,  界面活性剤 ,  水溶液 ,  遷移状態 ,  二次流れ ,  発達