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J-GLOBAL ID：201002256623759722   整理番号：10A0819368

形態制御を経由してポリマートランジスタ性能を改良する

Improving polymer transistor performance via morphology control

著者 (2件)： TSAO Hoi Nok (Max Planck Inst. Polymer Res., Mainz, DEU) ,  MUELLEN Klaus (Max Planck Inst. Polymer Res., Mainz, DEU)
資料名： Chemical Society Reviews  (Chemical Society Reviews)
巻： 39  号： 7  ページ： 2372-2386  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： D0479B  ISSN： 0306-0012  CODEN： CSRVBR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機電界効果トランジスタ(FET)に於いて効率的な電流変調およびスイッチング速度を可能にするためには,有機FETに於ける電荷キャリア移動度を最大化することであった。この視点では,電流輸送膜を確立する個別分子間の妨害されていない電荷輸送経路の最適化が重要な問題であった。従って,ポリマ形態は,例えば理想的な電荷移動系として作用する高規則化した有機単結晶で提供されたので,無欠陥媒体と共に極めて重大な問題を生じた。脆弱な有機単結晶中に存在しない機械的柔軟性と相まって,ポリマはプラスチック電子技術用の魅力的な候補であった。其処で,その挑戦はポリマFET中の電荷キャリア移動度を増すことであり,それが本レビューで考察される中心課題であった。1)ポリマ電界効果トランジスタ(FET)(作動原理,ポリマFETに於ける電荷輸送機構),2)ポリマ薄膜形態(無秩序化した高分子膜,多結晶性高分子膜),3)化学設計を通した形態制御(立体規則性,分子量の役割),4)各種の処理技術を通した形態制御(溶媒沸点による制御,液晶状態を経由した自己修復,指向性鋳型としての予備配列界面,溶液からの指向性配列)。

シソーラス用語： *形状制御 ,  *FET【トランジスタ】 ,  *キャリア ,  *キャリア移動度 ,  *最適化 ,  電流制御 ,  効率化 ,  速度 ,  規則化 ,  脆化 ,  柔軟性 ,  高分子膜 ,  多結晶 ,  立体規則性
準シソーラス用語： スイッチング速度 ,  *最大化 ,  *電荷キャリア ,  電流変調 ,  *有機電界効果トランジスタ

分類 (3件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  トランジスタ  (NC03070N) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F)

タイトルに関連する用語 (1件)： 形態制御