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J-GLOBAL ID：201002256658975312   整理番号：10A1119141

細胞周期内での核グルタチオンサイクル

A nuclear glutathione cycle within the cell cycle

著者 (5件)： DIAZ VIVANCOS Pedro (CSIC, Murcia, ESP) ,  WOLFF Tonja (Univ. Valencia, Valencia, ESP) ,  MARKOVIC Jelena (Univ. Valencia, Valencia, ESP) ,  PALLARDO Federico V. (Univ. Valencia, Valencia, ESP) ,  FOYER Christine H. (Univ. Leeds, Leeds, GBR)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 431  号： 2  ページ： 169-178  発行年： 2010年10月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物細胞および動物細胞の複雑な抗酸化物ネットワークの中心にはグルタチオン(GSH)がある。本総説では,細胞全体の酸化還元ホメオスタシス,シグナル伝達,核へのGSH輸送メカニズムでの核GSHの機能について考察した。GSHは核を含む細胞のコンパートメントのほぼすべてで見出されており,細胞内の異なるコンパートメント間での輸送は細胞増殖の制御で重要である。さらに,細胞周期のG₁期とS期の間に核内にGHSを誘引し分離することで,細胞の酸化還元ホメオスタシスと遺伝子発現に著しく影響する。また,ヒストンやポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼなどの遺伝子やエピジェネティクスを制御する核蛋白質のレギュレーターとしてのGSHの役割についても考察した。このように,核に高濃度のGSHが存在すると,遺伝子発現パターンに効果が現れる。植物細胞,動物細胞における細胞周期でのGSHの酸化防止の防御機構について議論した。

シソーラス用語： *細胞周期 ,  細胞核 ,  *酸化防止剤 ,  酸化還元反応 ,  ホメオスタシス ,  細胞情報伝達 ,  細胞増殖 ,  遺伝子発現 ,  ADPリボシルトランスフェラーゼ ,  細胞内輸送 ,  核タンパク質 ,  生体防御 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  トリペプチド ,  含硫アミノ酸
準シソーラス用語： エピゲノム

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： グルタチオン

タイトルに関連する用語 (4件)： 細胞周期 ,  核 ,  グルタチオン ,  サイクル