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J-GLOBAL ID:201002256724226849   整理番号:10A1247889

塩基が引き金となるカチオン混合脂質系:等温滴定熱量測定と単結晶X線回折研究

A Base-Triggerable Catanionic Mixed Lipid System: Isothermal Titration Calorimetric and Single-Crystal X-ray Diffraction Studies
著者 (3件):
資料名:
巻: 114  号: 43  ページ: 13710-13717  発行年: 2010年11月04日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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酸の様な刺激でカプセル封じした薬物を放出するリポソーム系では,加えた刺激のもとでリポソーム膜の透過性を顕著に増すかまたはベシクル集合体の超分子構造を完全に破壊することによって薬物放出が起こる。この脈略で,脂質に基づく塩基が引き金になる系は薬物と医薬品の結腸特異標的化デリバリーに有用である。これに照らして,O-ラウロイルエタノールアミン塩酸塩(OLEA・HCl)とドデシル硫酸ナトリウム(SDS)からなる混合脂質系である陽イオン界面活性剤を設計した。OLEA・HCl-SDSの近等モル混合物が形成した凝集体は塩基性pHで不安定であり,系が結腸特異ドラッグデリバリーシステムを開発する上で有用なことを指示した。混濁度と等温滴定熱量測定研究はOLEA・HClがSDSと1:1(モル/モル)錯体を形成することを明らかにした。単結晶X線回折によって等モルOLEA・HCl-SDS錯体の三次元構造を解いた。結晶格子中分子充填と分子間相互作用の解析は錯体を安定化する錯体の頭基領域中水素結合ベルトと主要素としてアシル鎖間の分散相互作用を示した。これらの観測は一層複雑系,例えば生体膜中脂質間の特異的相互作用を理解するのに有用である。
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分類 (3件):
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分子化合物  ,  ミセル  ,  医用素材 

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