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J-GLOBAL ID：201002256734848678   整理番号：10A0205116

液体アンモニア法で合成したタンタル窒化物の合成条件と色特性

Synthetic Conditions and Color Characteristics of Tantalum Nitride Prepared by Liquid NH₃ Process

著者 (6件)： SASAKI Yo (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  HAYASHI Syuhei (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  TOKUYASU Zentaro (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  ONO Yoichi (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  IWASAKI Mitsunobu (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  ITO Seishiro (Kinki Univ., Osaka, JPN)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 83  号： 2  ページ： 53-58  発行年： 2010年02月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ta₃N₅に代表されるタンタル窒化物およびTaONに代表されるタンタル酸窒化物は有毒重金属を含まない赤系顔料および黄系顔料として期待される材料である。われわれは金属ハロゲン化物を液体アンモニアと反応させて得られる前駆体材料を真空焼成して窒化物および酸窒化物を得る液体アンモニア法を開発してきた。液体アンモニア法においてその色調を制御する合成条件を明らかにし,実際に合成した顔料の色特性を明らかにすることを目的とした。出発原料に酸素源となる成分(H₂OまたはNH₂OH・HCl)を添加するとともに真空焼成後の後処理として大気中での再焼成処理を行い,これらの因子が合成物の色特性に及ぼす影響を明らかにするとともに想定する赤の色調を得るための合成条件および後処理条件の検討を行った。液体アンモニア法ではTaCl₅に対して酸素源として0.5当量のNH₂OHHClを混合して合成した前駆体を973Kで真空焼成した後,大気中で673K60min再焼成した場合にL^*=56.13,a^*=33.11,b^*=30.53を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 液体アンモニア ,  タンタル化合物 ,  窒化物 ,  *無機顔料 ,  依存性 ,  *赤 ,  *窒化タンタル ,  反応条件
準シソーラス用語： 赤色

分類 (1件)： 顔料  (YJ03030B)

引用文献 (11件)：

• 1) M. Jansen, H. P. Letschert : Nature, 404, 980 (2000).
• 2) Y. Sasaki, A. Murashima, Y. Hirata, T. Hojyo, M. Iwasaki, S. Ito : Material Technology, 26, 109 (2008).
• 3) C. Fang, E. Orhan, G. A. de Wijs, H. T. Hintzen, R. A. de Groot, R. Marchand, J. -Y. Saillard, G. de With : J. Mater. Chem., 11, 1248 (2001).
• 4) CrystalMaker^® : an interactive crystallography program, Ver.7.2.4 and CrystalDiffract^® : an interactive crystallography program to simulate and display powder diffraction patterns, Ver 5.1.4 : CrystalMaker Software, Ltd. (2007).
• 5) N. E. Brese, M. O’Keefe : Acta Cryst., C47, 2291 (1991).

タイトルに関連する用語 (4件)： 液体アンモニア ,  タンタル ,  窒化物 ,  色