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J-GLOBAL ID：201002256865267921   整理番号：10A0381794

数百年前の超新星の分光観測に成功

Successful Spectroscopic Observations of Historical Supernovae

著者 (2件)： 臼田知史 (国立天文台 ハワイ観測所) ,  田中雅臣 (東大 数物連携宇宙研究機構)
資料名： 日本物理学会誌
巻： 65  号： 4  ページ： 226-231,223  発行年： 2010年04月05日 
JST資料番号： F0221A  ISSN： 0029-0181  CODEN： NBGSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々の銀河系では超新星の頻度が約50~100年に一度と推定されているが,人類がこの約400年間に銀河系内の超新星を肉眼で確認した例はない。その間に望遠鏡や分光器が発明され,系外の超新星について詳細な観測研究が進んだが,系内の超新星に対してはこれら高度化した装置での観測機会はなかった。我々は日米独共同で,系内の超新星残骸ティコ(超新星爆発記録は1572年)とカシオペヤA(推定爆発年は1680年)の爆発当時の放射光の「こだま」(light echo)-光源の周囲にある塵やガスによって反射された光が遅れて届く現象-をすばる望遠鏡で分光観測し,新たな知見を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： 超新星 ,  *超新星残骸 ,  *スペクトロスコピー ,  超新星爆発 ,  エコー ,  反射望遠鏡 ,  宇宙塵 ,  すばる望遠鏡
準シソーラス用語： *分光測定

分類 (2件)： 恒星  (DB05000P) ,  宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (12件)：

• KRAUSE, O. Science. 2005, 308, 1604
• ZWICKY, F. Rev. Mod. Phys. 1940, 12, 66
• HUGHES, D. W. Nature. 1980, 285, 132
• KRAUSE, O. Science. 2008, 320, 1195
• RICHMOND, M. W. Astron. J. 1994, 107, 1022

タイトルに関連する用語 (3件)： 超新星 ,  分光観測 ,  成功