抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ベイズ法とは,事前分布が持つ推定対象に関する情報を利用した推論方法と考えることができる。本論文は事前分布の持つ情報量を,ベイズ推定量と同じ推定精度を標本だけから得るのに必要な観測値の個数として表現した。本論文では,最初に,この観測値の個数を解析的に求められる例として多変量回帰モデルを取り上げた。慣例的に用いられる事前分布の持つ情報量を導出し,標本の大きさや標本数などとの関係を明らかにした。次いで母平均の同時推定問題とプロビットモデルを取り上げ,事前分布の持つ情報量をシミュレーション実験により数値的に導出し,その性質を考察した。(著者抄録)