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J-GLOBAL ID:201002257048587872   整理番号:10A0144136

STAT1,STAT3及びp38MAPKはキメラの環状インターフェロン-α2bペプチドによって誘発されるアポトーシス作用に関係する

STAT1, STAT3 and p38MAPK are involved in the apoptotic effect induced by a chimeric cyclic interferon-α2b peptide
著者 (3件):
資料名:
巻: 316  号:ページ: 603-614  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インターフェロン-α2b分子(IFN-α2b)の類似ペプチドの検索において,著者らは既に,アポトーシス応答誘発によってWISH細胞増殖を阻害するIFN-α2bのキメラの環状ペプチドを考案,合成した。本報では初めて,このペプチドの細胞内シグナル伝達経路活性化能を調べ,アポトーシス誘発におけるいくつかのシグナルの関与を評価した。環状ペプチドによるWISH細胞の刺激はJak1及びTyk2キナーゼのチロシンリン酸化,STAT1及びSTAT3転写因子のチロシン及びセリンリン酸化,及びp38 MAPK経路の活性化を示したが,リン酸化のレベルまたは動力学はIFN-α2b刺激下で得られるそれらと若干異なっていた。JNK及びp44/42経路はWISH細胞でペプチドによって活性化されなかった。また,RNA干渉によるSTAT1及びSTAT3のダウンレギュレーションがペプチド誘発性の抗増殖活性とアポトーシス細胞数を減少させることも示した。p38 MAPKの薬理的阻害もペプチドの増殖阻害活性とアポトーシス作用を減少させた。このように,著者らは,環状ペプチドがJak/STATシグナル伝達経路の活性化を通してWISH細胞の増殖を調節することを示した。加えて,著者らの結果は,p38 MAPKも細胞増殖調節に関係している可能性を示す。本研究は,STAT1,STAT3及びp38 MAPKがWISH細胞で環状ペプチドによって誘発される抗腫瘍及びアポトーシス応答を仲介していることを示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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細胞構成体の機能 

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