文献

J-GLOBAL ID：201002257173587140   整理番号：10A0983735

性能設計における照査に関する一視点

著者 (1件)： 塩尻弘雄 (日本大 理工)
資料名： ダム技術  (Engineering for Dams)
号： 288  ページ： 2-6  発行年： 2010年09月15日 
JST資料番号： Y0579A  ISSN： 0289-9639  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 阪神大震災の後,土木構造物に対してL1,L2の設計地震が提言され,「大規模地震に対するダム耐震性照査指針(案)」(H17)に示される信頼性設計に基づいた合理的な設計法の基礎が築かれた。山岳地形の影響と観測データの蓄積が必要な設計地震動の合理的設定,また,有限要素法を基本とするコンクリートダムの変状等については,その解析手法の開発途上にあるといえる。当論文ではコンクリートダムの非線形解析(離散ひび割れ法と分布ひび割れ法)について解析するとともに,ゲート・サージタンクなど付帯設備に作用する動水圧の評価手法について今後の方向性も含めて解説した。

シソーラス用語： *設計 ,  点検 ,  地震動 ,  *ダム ,  *耐震性 ,  指針 ,  動水圧 ,  動的解析
準シソーラス用語： レベル1地震動 ,  レベル2地震動 ,  *性能設計

分類 (2件)： ダム一般  (RC16010D) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (15件)：

• 国土交通省国土総合技術研究書 河川研究部 ダム研究室,「大規模地震に対するダムの耐震性照査指針に関する資料」, 国総研資料第244号, 2005年
• Chopra, A. K.,“Earthquake Analysis of Arch Dams: Factors to be considered”, 14 WCEE, Beijing, 2008
• 関西電力(株):「黒部ダム測定報告書」-1960-1995-, 1999年
• O’Shea, K. M., Mills-Bris, B. and Chopra, A. K.“Current Methodology at the Bureau of Reclamation for the Nonlinear Analysis of Arch Dams Using Explicit Finite Element Techniques”, 14 WCEE, Beijing, 2008
• 有賀義明, 曹増延, 渡辺啓行:「強震時のジョイントの非連続的挙動を考慮したアーチダムの三次元動的解析に関する研究」土木学会論文集759号, pp. 753-767, 2000年4月

タイトルに関連する用語 (2件)： 性能設計 ,  視点