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J-GLOBAL ID：201002257225625445   整理番号：10A0818941

食品の品質・鮮度保持技術 食品の新鮮さと安全を両立する瞬間湿熱殺菌装置

資料名： ジャパンフードサイエンス  (Japan Food Science)
巻： 49  号： 8  ページ： 60-61  発行年： 2010年08月05日 
JST資料番号： Z0639A  ISSN： 0368-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (株)リキッドガスが九大農学部との共同研究で開発した瞬間湿熱殺菌法は,食品表面での水蒸気の液化に伴う凝縮熱を瞬間殺菌に利用した新しい殺菌方法である。熱伝達速度の最大化と瞬間加熱時間の精密制御により,表層のみ(50~100μm)の加熱を実現した。本装置は上下を開放した円筒型の殺菌室に100°Cの飽和水蒸気を閉じ込め,食品を殺菌室を落下させることで飽和水蒸気と瞬間的(1秒以下)に接触させ,表面付着微生物を加熱殺菌する。この時に食品表面に蓄積された熱量は,水蒸気の蒸発や食品深部への拡散によって短時間のうちに除去される。殺菌室内の水蒸気に空気が混入すると熱伝達が低下するため殺菌効果が損なわれるが,エアカーテンの制御で空気の混入を防いでいる。レタス,キャベツなどの野菜,イチゴなどの果物,ナッツ,豆類の殺菌に適する。

シソーラス用語： *食品工業 ,  *食品工業機械 ,  *殺菌装置 ,  *新鮮度 ,  *貯蔵安定性 ,  *安全性 ,  *食品衛生 ,  *加熱殺菌 ,  凝縮熱伝達 ,  飽和蒸気 ,  野菜 ,  果物 ,  ナッツ類 ,  豆類 ,  食品特性 ,  *食品安全性
準シソーラス用語： *鮮度 ,  *鮮度保持

分類 (3件)： 食品の加熱  (FJ03030I) ,  食品工業一般  (FJ02010F) ,  食品の品質  (FJ01040F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 食品 ,  鮮度保持 ,  新鮮さ ,  熱殺菌