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J-GLOBAL ID:201002257239565623   整理番号:10A0082348

2Dナノ棒基材上でのラット骨髄間質細胞の骨形成性分化の制御

Regulation of osteogenic differentiation of rat bone marrow stromal cells on 2D nanorod substrates
著者 (6件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 1732-1741  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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骨髄間質細胞(BMSC)は多系統分化能を持ち,化学的および環境的因子の正確な組み合わせで,種々の細胞タイプへの分化を起こすことを誘導することが可能である。それらは治療的および医療的応用において大きな可能性を示しているが,細胞外マトリックス(ECM)を模倣するナノ表面上でのそれらの挙動についてはほとんど知られていない。本報告では,BMSCの骨芽細胞様細胞への分化過程を検討するためにタバコモザイクウイルス(TMV)ナノ棒で被覆した2D基材を採用した。TMVは平均長が300nmおよび直径が18nmの棒型植物ウイルスである。TMVでのBMSCの骨形成性分化を,7,14および21日の時点で検討した。リアルタイム定量的PCR(RT-qPCR)解析でこれらの時点の間に時間的な遺伝子発現変化を解析した。予想されたように骨特異的遺伝子(オステオカルシン,オステオポンチンおよびオステオネクチン)はアップレギュレートされており,組織培養プラスチック(TCP)においてより7日早い,14日でのTMV上での発現における最大の変化を示した。RT-qPCR実験で形成された遺伝子発現プロファイルに基づいて,TMVとの細胞の初期の相互作用が,オステオカルシンの迅速な発現を制御するシグナル伝達経路を誘発し,それにより,細胞の早期石灰化の結果となることを提示した。これらの調節因子をさらに検討するため,ナノ基材での骨形成性分化時の遺伝子発現のグローバルな変化を検討した(DNAミクロアレイ解析)。多数の遺伝子がナノ棒基材での細胞培養によって影響され,初期のPCR知見を裏付けた。ミクロアレイ解析は,さらに,骨形成蛋白質2(BMP2)の発現が特に興味深い,表面上のナノ棒の存在より影響される追加の標的を明らかにした。BMP2の時間的変化のさらなる検討で,それが,TMV被覆基材でのオステオカルシンの初期制御のシグナル伝達において主要プロモータとして機能することを明らかにした。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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発生と分化 

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