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J-GLOBAL ID:201002257284505577   整理番号:10A1546165

生きた癌細胞に関するグリカン発現を電気化学アッセイするためのレクチンベースバイオセンサ戦略

Lectin-Based Biosensor Strategy for Electrochemical Assay of Glycan Expression on Living Cancer Cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 82  号: 22  ページ: 9455-9460  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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細胞上の糖蛋白質は種々の生物学的過程に重要な役割を果たし,糖蛋白質上のグリカン発現レベルの変化が多くの疾病,とくに癌に関係することが明らかにされている。本研究ではヒト肺,肝臓及び前立腺に由来した正常細胞及び癌細胞中のマンノースとシアル酸の発現レベルに関連して癌関連糖鎖形成を調べるためのレクチンをベースにした電気化学バイオセンサを提案した。信号増幅のために金ナノ粒子に結合させたレクチン及びチオニンラベル共役体とレクチンベースバイオセンサを組み合わせた結果,これによって高い感度と選択性を得ることができ,マンノースが正常細胞及び癌細胞の両方において高い発現レベルを示す一方,シアル酸は正常細胞に比べて癌細胞における濃度が高いことを明らかにしたが,この結果は蛍光顕微鏡法に一致するものであった。正常細胞と癌細胞でのグリカンの発現差から,早期癌検出のための潜在的なバイオマーカーとしてシアル酸が有用とみられる。このレクチンベースのバイオセンサはまた癌細胞を定量し,単細胞表面上のシアル酸の平均量を評価するためにも使用することができ,癌進行におけるグリカンの機能に関する情報を得ることもできる。さらには種々のレクチンを使用することで他のグリカンにも拡張できるものとみられることから,ここに提案したセンサがグリカン発現評価における強力なツールになり得るものと考察した。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分析機器  ,  電気分析一般  ,  グリコシド,配糖体  ,  細胞学一般 

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