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J-GLOBAL ID：201002257298855627   整理番号：10A0386679

コンクリート長屋の思想を-被災マンション建替えと,認め合いの論理-

著者 (1件)： 村上佳史
資料名： 季刊都市政策  (都市政策)
号： 139  ページ： 12-30  発行年： 2010年04月01日 
JST資料番号： G0409B  ISSN： 0385-0390  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリート長屋の思想について述べた。阪神・淡路大地震に遭遇した被災マンションの建替え決議に至るまでと復旧の経緯,事業実施するまでのプロセスを整理した。1)建替事業の表側からは,規模の検討や事業協力者の選定,情報の周知と共有,不在区分所有者への対応,引越し・仮住居への対応,2)建替え事業の裏側からは,ダメージは被災者により異なり,多数決は民主主義ではない。妥協点は必ず存在し,費用の問題は簡単で,専門家は外乱ともなること。個人のモチベーションがカギである。同じ屋根の下に暮らし,出会いのコミュニティは「認め合い」という発想とマンションの品格が必要である。「ふるさと」と呼んでくれる子供たちを巣立たせることが本物のコミュニティの目指すところである。

シソーラス用語： *情報共有 ,  *建て替え ,  情報収集 ,  自主管理 ,  コミュニケーション ,  *コミュニティ ,  意思決定 ,  ノウハウ
準シソーラス用語： マンション管理組合 ,  モチベーション ,  議事録 ,  合意形成 ,  資産価値

分類 (1件)： 住宅問題  (RD03020R)

タイトルに関連する用語 (7件)： コンクリート ,  長屋 ,  思想 ,  被災 ,  マンション ,  建替 ,  論理