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J-GLOBAL ID：201002257315275532   整理番号：10A1540768

チアジニル粒剤のイチゴ炭疽病(Glomerella cingulata)に対する防除効果

著者 (2件)： 樋口康一 (鹿児島県農業開発総合セ) ,  尾松直志 (鹿児島県農業開発総合セ)
資料名： 九州病害虫研究会報  (Kyushu Plant Protection Research)
巻： 56  ページ： 9-12  発行年： 2010年11月26日 
JST資料番号： S0598A  ISSN： 0385-6410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 病害抵抗性誘導剤であるチアジニル粒剤のイチゴ炭疽病に対する防除効果を検討した。本剤をランナー発生時期の親株に処理した場合,ランナー切断後の苗で抵抗性誘導によると考えられる防除効果が認められた。一方,苗にのみ処理した場合には防除効果が得られなかった。また,本剤の親株処理によって得られた防除効果は経時的に低下し,ランナー切断4週間時点での接種に対しては防除効果が認められなかった。本剤はイチゴ炭疽病に対する有望な防除薬剤になると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *イチゴ ,  *炭疽病【植物】 ,  タマカビ目 ,  農業殺菌剤 ,  粒剤 ,  病害防除 ,  苗 ,  固形製剤
準シソーラス用語： Glomerella cingulata

分類 (4件)： 野菜  (FC03043X) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  化学的防除  (FC05050X) ,  微生物に対する農薬  (FB06040Q)

物質索引 (1件)： チアジニル

引用文献 (4件)：

• 石川成寿・田村恭志・中山喜一・大兼善三郎 (1989) イチゴ炭そ病の育苗期の雨よけ栽培による防除効果. 関東病虫研報36: 87.
• 岡山健夫 (1998) イチゴ炭そ病の病原菌と発生生態. 植物防疫42: 5-9.
• 手塚信夫・牧野孝宏 (1989) イチゴ炭そ病の発生様相と防除. 関東病虫研報36: 92-94.
• Yasuda, M., H. Nakashita and S. Yoshida (2004) Tiadinil, a novel class of activator of systemic acquired resistance, induces defense gene expression and disease resistance in tobacco. J. Pestic. Sci.29: 46-49.

タイトルに関連する用語 (4件)： チアジニル ,  粒剤 ,  イチゴ炭疽病 ,  防除効果