文献

J-GLOBAL ID：201002257334267672   整理番号：10A0859766

ZnSeナノワイア上に被覆した炭化水素のin Situ 黒鉛化の電流-電圧特性

Current-Voltage Characteristics of in Situ Graphitization of Hydrocarbon Coated on ZnSe Nanowire

著者 (9件)： WANG Y. G. (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  WANG Y. G. (Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  XIA M. X. (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  XIA M. X. (Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  ZOU B. S. (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  WANG T. H. (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  HAN W. (National Amorphous and Nanocrystalline Alloy Engineering Res. Center, Beijing, CHN) ,  ZHOU S. X. (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  ZHOU S. X. (National Amorphous and Nanocrystalline Alloy Engineering Res. Center, Beijing, CHN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 30  ページ： 12839-12849  発行年： 2010年08月05日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 様々な黒鉛化段階での電気的特性を記述している電流-電圧特性から引き出される情報は電流誘起Joule加熱による焼きなましのような後処理において適切なデザインを行なう為には重要である。ZnSeナノワイア上に蒸着された炭化水素を黒鉛化する時の電流-電圧特性をin situ TEM技法を使って調べた。測定した電流-電圧曲線の主な特徴は黒鉛化の初期段階で電流の驚異的低下に依る負のコンダクタンスがあることで,これは様々なC-Hnクラスタとsp³とsp²配位炭素ネットワークから逃れた水素が原因となるバンドテイル状態の密度が減少していることを示す。黒鉛化の終末段階でsp³配位がsp²配位へ変換(これはそのバンドギャップを効果的に狭めた)する為に,その電流は急激に増加を始めた考えられる。最後に電流と電圧間の線形関係が非晶質炭化水素からグラファイトへの相転移の結果として表れ,半導体から導体へと導いた。測定された電流-電圧曲線で明らかになったこの詳細は炭化水素沈着の電気的特性が電流誘起Joule加熱において意図した取り合わせを行うことで最適出来ることを強く示唆している。

シソーラス用語： *セレン化亜鉛 ,  *ナノワイヤ ,  *被覆 ,  *炭化水素 ,  黒鉛化 ,  *電流電圧特性 ,  抵抗加熱 ,  焼なまし ,  後処理 ,  透過型電子顕微鏡 ,  コンダクタンス ,  表面分析 ,  電子構造 ,  バンドギャップ ,  グラファイト ,  相転移 ,  *表面被覆

分類 (2件)： 半導体の表面構造  (BK15030A) ,  表面の電子構造  (BM02080J)

タイトルに関連する用語 (5件)： ZnSe ,  ナノワイア ,  炭化水素 ,  黒鉛化 ,  電圧特性