抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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審査過程における従属クレームの役割を調査するため,米国企業(IBM,3M)が行った特許出願を分析した。その結果,一部の従属クレームに対して特許性が認められれば,特許査定までの平均拒絶回数が減少し,審査が短期化することを示した。その理由は,特許性の目安(ボトムライン)の明確化,出願人の妥協,審査官の心象形成である。また,一部の従属クレームに対して特許性が認められれば,RCE(継続審査請求)およびAPPEAL(日本の拒絶査定不服審判に該当)についてもその回数が減少することを指摘した。理由は,RCE・APPEALのコストを考慮した出願人のビジネス的判断である。その他,IBMについては,同社の戦略的ルール(一部クレーム許可を得た案件に関しては,RCE・APPEALを原則的に行わない)がある。