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J-GLOBAL ID：201002257564282182   整理番号：10A1053268

日本の原子力はエネルギー政策の期待に応えられるか?-日本原子力学会シニアネットワーク連絡会第11回シンポジウムに参加して

著者 (1件)： 石井正則 (日本原子力学会)
資料名： 原子力eye  (原子力EYE)
巻： 56  号： 11  ページ： 34-37  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： F0044A  ISSN： 1343-3563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の原子力を取り巻く期待と実現に向けた取り組みが世界の動向との比較を交え紹介された。世界各国の設備利用率は90%前後であるが,日本では70%以下と低迷している。日本が世界のエネルギーや環境対策で指導的な役割を果たすには,日本のレベルを世界のトップレベルに向上させるのが緊急の課題である。日本が抱えている課題の多くは日本の慣行が旧態依然として,世界の慣行から乖離していることに起因する。世界の慣行は科学的合理性に基づき,実効性あるものに改善されてきた。目標実現には国のリーダーの強いリーダーシップが必要である。地震時の安全性確保や多様な製品の物づくり・供給能力などで,日本の原子力技術に対する世界の期待が高い。途上国のニーズに日本が対応するには,発電所の建設,運転保守,人材育成などを包括的に提案することが必要である。世界の原子力ルネッサンス実現のボトルネックは原子力人材の不足である。

シソーラス用語： *エネルギー政策 ,  *原子力発電 ,  稼働率 ,  設備保全 ,  原子力エネルギー
準シソーラス用語： *国際動向 ,  原子力ルネッサンス ,  原子力

分類 (3件)： 科学技術政策・制度・組織  (MA01020P) ,  生産に関する一般問題  (MA01080D) ,  設備管理  (KB02020X)

タイトルに関連する用語 (7件)： 日本 ,  原子力 ,  エネルギー政策 ,  期待 ,  日本原子力学会 ,  シンポジウム ,  参加