文献
J-GLOBAL ID:201002257722693772   整理番号:10A0621933

既設ダムの有効活用技術に関する最近の動向

著者 (1件):
資料名:
号: 特集号  ページ: 56-68  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: G0057A  ISSN: 1881-0497  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は第23回寒地土木研究所講演会における標題講演の記録である。新規ダム建設が減少する中,既設ダムの有効活用が重要視されている。本稿では,既設ダムの有効活用技術の分類および事例紹介とダム再開発技術に関する研究を紹介した。まず,既設ダム再開発の機能には,機能の向上および,機能の長期化,ダム機能の回復がある。機能向上の機能分類として,貯水容量の拡大,有効活用,放流能力の向上,目的の拡大がある。機能長期化の分類には,平衡堆砂,超過洪水対策,耐久性の向上,管理の省力化・合理化がある。機能の回復の分類には,貯水容量の回復,上下流の連続生の回復,貯水池およびその周辺環境の回復がある。機能向上の有効活用の事例として,複数既設ダムをダム群ととらえ,水系におけるダムの特徴(容量が多い,流量が多いなど)に基づき,ダム間の管路連結などの事業により最適な機能発揮させる事が重要であることを述べ,鬼怒川水系の事業を紹介した。再開発に際して重要な要素である土砂管理技術には,取る技術,運ぶ技術,流す技術の3つの要素がある。それらの管理技術の施工場所,具体策,日本での施工ダムを体系的に整理して報告した。ダム再開発事業の事例として容量配分の見直しを行った長安口ダム,放流設備を新設して治水能力を高める鶴田ダムなどの事例を紹介した。次に,寒地土木研究所の研究課題である再開発事業ダムの嵩上げ技術とダムの堤体に穴を開けて放流管を増設する技術について事例を述べた。また解析結果として,既設のダムに大きな穴をあける際,補強鉄筋の効果がなくなったり,施工する場所以外の箇所に損傷が現れる可能性があるなど,事前解析評価が重要であると報告した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ダム一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る