抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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画像の特徴を抽出する手法として代表的なものにSIFTがある。SIFTは画像の回転,スケール変化,照明変化等に頑健であるという利点を持つ。しかし,従来手法ではマッチングの際,エッジ上の特徴点が誤対応になる場合が多いという問題がある。そこで,本研究ではSIFTの平滑化処理に用いられているGaussianフィルタに代わり,Bilateralフィルタを適用することで,エッジ上の特徴点の誤対応を減少させる手法を提案する。Bilateralフィルタは,画素間の距離だけで重みを決めるのではなく,輝度の差も見て,変化の大きい部分は重みを小さくすることによってエッジを残す。この手法により,輝度についても重み付けを行うことで差分画像間の情報量が増え,抽出される特徴点の増加による精度の向上も見込める。実験では,平滑化画像間の差分出力や,特徴点・特徴量の比較を行い,従来手法との違いを確認した。さらに,2画像間の対応点探索実験により,本手法の有効性を示した。(著者抄録)