文献

J-GLOBAL ID：201002257960420849   整理番号：10A1198441

積雪寒冷地における道路除雪がCO₂排出量に与える影響に関する研究

A study on effect of road snow removal in cold region on CO₂ emissions

著者 (4件)： 門口祐樹 (北海道工大 大学院) ,  石田眞二 (北海道工大 空間創造) ,  内田賢悦 (北海道工大 大学院) ,  杉木直 (ドーコン)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 38  ページ： 333-339  発行年： 2010年10月23日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 運輸部門が排出する温室効果ガスの二酸化炭素量は自動車や航空機,船舶,鉄道の4種に大別して算出するが,北海道の運輸部門が排出する二酸化炭素量は88%が自動車排気ガスに由来する。積雪寒冷地は道路の交通容量が幅員減少や路面状態により低減する為,除雪作業による幅員の確保は道路利用者の利便性向上に重要である。然し近年は景気の低迷で除雪作業は歳出削減の対象となり,除雪レベルが低減するため利用者均衡配分モデルを利用して交通量を推算した。交通容量と二酸化炭素排出量の関係から,積雪期の道路や路面管理の高度化に関する投資効率も推算した。道央圏で実測した1日当たりの二酸化炭素排出量は4544~4640トン/日で,混雑度を緩和すると排出量が低減した。

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  温室効果ガス ,  *二酸化炭素 ,  *自転車交通 ,  積雪寒冷地 ,  北海道 ,  発生気体分析 ,  大気質試験 ,  公害計測 ,  除雪 ,  計算機シミュレーション ,  シミュレーションモデル ,  燃料消費率 ,  交通容量 ,  *道路管理 ,  自動車排出ガス
準シソーラス用語： 自動車排気ガス ,  利用者モデル

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  道路の維持修繕  (RC08050E) ,  大気質調査測定一般  (SB03040I)

引用文献 (13件)：

• 内田賢悦: 交通容量の確率的変動が道路ネットワークの移動時間に与える影響に関する研究, 土木学会論文集D (投稿中).
• 宗広一徳, 高橋尚人, 浅野基樹: タクシーGPSデータを括用した札幌市における冬季交通特性の抱握, 土木計画学研究講演集, Vol.29, 2004.
• 札幌市: 札幌市冬の道づくりプラン・資料編, pp51-53, 2008.
• 国土交通省: 運輸部門の地球温暖化対策について, http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000006.html.
• 大口敬, 片倉正彦, 谷口正明: 都市道路交通における自動車の二酸化炭素排出推定モデル, 土木学会論文集No.695/IV-54, 125-136, 2002

タイトルに関連する用語 (5件)： 積雪寒冷地 ,  道路 ,  除雪 ,  CO2排出量 ,  研究