文献
J-GLOBAL ID:201002257968041901   整理番号:10A0283284

多エネルギーのパルス電子ビーム源によるZnO昇華:数値シミュレーションと検証

ZnO sublimation using a polyenergetic pulsed electron beam source: numerical simulation and validation
著者 (4件):
資料名:
巻: 43  号:ページ: 65301,1-8  発行年: 2010年02月17日 
JST資料番号: B0092B  ISSN: 0022-3727  CODEN: JPAPBE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
電子ビームは,電子顕微鏡による物質解析などにおいて広く使用されてきたが,電子ビームによる薄膜の蒸着は,僅かな技術に限られてきた。この様な中,中空カソード内に放電を発生させ,誘電チャンネルを介し,これをアノードに送るという新たな種類の放電法が登場した。この方法による薄膜成長法は,試料をアブレーション処理するパルスレーザ蒸着(PLD)法と似ていることから,パルス電子ビーム蒸着(PED)法と呼ばれる。一方,固体試料中を通過する電子のエネルギー損失により,その表面が急激に高温化し,表面が爆発するという亜表面沸騰効果が明らかとされている。本稿では,PEDで発生する多エネルギー型電子ビームの場合でも,このような表面沸騰効果が発生するかどうかについて,シミュレーションにより調査した。まず,多エネルギービームによる試料の照射を考慮に入れ,パルス電子ビームで照射したZnO試料中の熱伝導モデルを構築した。また,試料中の温度場の計算には,COMSOL Multiphysicsソフトウェアを用い,モンテカルロシミュレーションによって,試料を伝搬する電子エネルギー損失を算出した。更に,電子衝突の影響を調査するため,電子ビーム衝突前後での試料表面を,走査型電子顕微鏡(SEM)によって観察した。この結果,ビーム内の電子,とりわけ,パルス端部の最遅延電子のエネルギー分布が,亜表面沸騰効果を抑えるエネルギー蒸着分布を示すことが明らかとされた。つまり,アブレーションによる薄膜成長にパルス電子ビームを使用するには,ビーム源は,PEDのような多エネルギー型である必要があることを示している。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酸化物薄膜 

前のページに戻る