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J-GLOBAL ID：201002257975272226   整理番号：10A1198416

バックキャスティングアプローチに基づいた体系的な低炭素社会シナリオ構築手法の開発

A STUDY ON SYSTEMATIC METHODOLOGY TO DEVELOP LOW-CARBON SOCIETY SCENARIOS BASED ON BACKCASTNG APPROACH

著者 (5件)： 越智雄輝 (京大 大学院工学研究科) ,  五味馨 (京大 大学院工学研究科) ,  福田尭 (京大 大学院工学研究科) ,  島田幸司 (立命館大 経済) ,  松岡譲 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 38  ページ： 109-118  発行年： 2010年10月23日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化問題を解決するには温室効果ガス排出量を削減し,低炭素社会を実現する具体的シナリオが必要である。具体的な環境政策を実施する際は地方自治体の行動が重要で,計画の実現は数十年間が必要である。各種の統計データを併用するバックキャスティングアプローチを応用し,地方自治体が低炭素社会を実現する体系的シナリオを構築した。目標設定や現状の情報収集,低炭素社会を実現する政策の予備評価,低炭素社会のビジョン描写とロードマップを構築した。これら工程の各段階で政策の関連情報を整理し,各段階に参加すべき地方自治体など実施主体を提示した。京都府と滋賀県を統合した地域を対象に事例研究し,県と市レベルの目標を調整する必要性を実証した。

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  温室効果ガス ,  *二酸化炭素 ,  *大気管理 ,  環境政策 ,  *シナリオライティング法 ,  目標設定 ,  統計データ ,  工程計画 ,  作業計画 ,  情報収集 ,  環境保全 ,  京都府 ,  滋賀県 ,  事例研究 ,  *省エネルギー
準シソーラス用語： ロードマップ ,  低炭素社会

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  大気管理  (SB03030X) ,  エネルギー利用と環境との関係  (LE01000E)

引用文献 (22件)：

• 「2050日本低炭素社会」シナリオチーム: 2050日本低炭素社会シナリオ: 温室効果ガス70%削減可能性検討, 2007.
• 「2050日本低炭素社会」シナリオチーム低炭素社会に向けた12の方策, 2008.
• Mander, S. L, Bows, A, Andarson, K. L, Shacldey, S., Agnolucci, P. and Ekins, P.: The Tyndall decarbonisation scenarios-Part I: Development of a backcasting methodology with stakeholder participation, Energy Policy, Vol.36, 3754-3763, 2008.
• Anderson, K. L, Mander; S. L, Bows, A, Shackley, S., Agnolucci, P. and Ekins, P.: The Tyndall decarbonisation scenarios-Part II: Scenarios for a 60%CO₂ reduction in the UK, Energy Policy, Vol.36, 3764-3773, 2008.
• Starachan, N., Pye, S. and Hughes, N.: The role of intemational drivers on UK scenarios of a low-carbon sociely, Climate Policy, Vol.8, pp125-139, 2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 体系 ,  低炭素社会 ,  シナリオ ,  構築 ,  手法 ,  開発