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J-GLOBAL ID：201002258010142202   整理番号：10A1753346

共生細菌がアブラムシの体色を変化させる

Symbiotic Bacterium Modifies Aphid Body Color

著者 (8件)： TSUCHIDA Tsutomu (RIKEN, Wako, JPN) ,  KOGA Ryuichi (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Tsukuba, JPN) ,  HORIKAWA Mitsuyo (Tokushima Bunri Univ., Tokushima, JPN) ,  TSUNODA Tetsuto (Tokushima Bunri Univ., Tokushima, JPN) ,  MAOKA Takashi (Res. Inst. Production Dev., Kyoto, JPN) ,  MATSUMOTO Shogo (RIKEN, Wako, JPN) ,  SIMON Jean-Christophe (Univ. Rennes 1, Le Rheu, FRA) ,  FUKATSU Takema (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Tsukuba, JPN)
資料名： Science  (Science)
巻： 330  号： 6007  ページ： 1102-1104  発行年： 2010年11月19日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 個体群の中での体色の変異は捕食者や寄生生物に対する感受性に影響を与えると考えられるが,どのような機構で体色の変化が起こるのかを研究した。Rickettsiella属の共生細菌がマメ科につくアブラムシに感染すると,体色が赤から緑に変化することが自然界の個体群で観察された。西ヨーロッパで採集されたマメ科アブラムシの8%がこの細菌に感染していた。この感染が起こった個体では,青緑色をした多環性キノン類の量が増加したが,赤黄色のカロチノイド色素の量は変化しなかった。他の結果も合わせて,このような体色変化が餌食と捕食者の相互作用に与える影響について考察した。

シソーラス用語： *細菌 ,  摂食 ,  *体色 ,  アブラムシ科 ,  捕食者 ,  系統樹 ,  ヌクレオチド配列 ,  rRNA ,  コクシエラ科 ,  カロテノイド ,  *内生細菌 ,  *微生物 ,  動物行動 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： カロチノイド ,  *内部共生細菌 ,  Rickettsiella

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (3件)： 共生細菌 ,  アブラムシ ,  体色