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J-GLOBAL ID：201002258278640353   整理番号：10A0380634

マウス胚性幹細胞の増殖を仲介する高グルコースレベルよるフィブロネクチン合成:ANG II及びTGF-β1の関与

Fibronectin synthesis by high glucose level mediated proliferation of mouse embryonic stem cells: Involvement of ANG II and TGF-β1

著者 (4件)： KIM Yun Hee (Chonnam National Univ., Gwangju, KOR) ,  RYU Jung Min (Chonnam National Univ., Gwangju, KOR) ,  LEE Yu Jin (Chonnam National Univ., Gwangju, KOR) ,  HAN Ho Jae (Chonnam National Univ., Gwangju, KOR)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 223  号： 2  ページ： 397-407  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ES細胞の増殖に及ぼすグルコースの効果とフィブロネクチン(FN)合成との間の関係を特性化し,グルコースがこれらの細胞事象に関与する機構を評価した。高濃度(25mM)のグルコースは時間及び用量依存的にFNの発現を誘導した。用いた2種類のES細胞であるES-R1細胞とES-E14TG2a細胞の結果は一致した。25mMグルコースにより,アンギオテンシンII(ANG II) 1型受容体(AT₁R)あるいはアンギオテンシノーゲン遺伝子発現は上昇し,[Ca²⁺]_iも著しく増大した。FN発現レベルもまた,25mMグルコースあるいはPKCアクチベータにより上昇した。25mMグルコースはTGF-β1蛋白質発現レベルを時間依存的に上昇させた。高グルコース誘導FN発現にはJNKが関与した。結論として,高グルコースがANG II及びTGF-β1経路を介してFN合成を増加させ,部分的にマウスES細胞の増殖を仲介することを示した。

シソーラス用語： *フィブロネクチン ,  生合成 ,  *代謝産物 ,  濃度依存性 ,  細胞増殖 ,  増殖促進 ,  マウス ,  ES細胞 ,  アンギオテンシンII ,  TGFβ ,  培養細胞 ,  遺伝子発現 ,  カルシウム ,  タンパク質キナーゼC ,  リン酸化 ,  JNK MAPキナーゼ ,  AT1受容体 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： TGFβ1 ,  ES-E14TG2a細胞 ,  ES-R1細胞

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生理活性ペプチド  (EB08100U)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (6件)： マウス胚性幹細胞 ,  増殖 ,  仲介 ,  グルコースレベル ,  フィブロネクチン ,  TGF-β1