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J-GLOBAL ID：201002258313810216   整理番号：10A0296536

GPS計測を用いたフィルダムの堤体計測の高度化の検討

著者 (4件)： 曽田英揮 (水資源機構 総合技セ) ,  佐藤信光 (水資源機構 総合技セ) ,  自閑茂治 (水資源機構) ,  岩崎智治 (国際航業)
資料名： ダム技術  (Engineering for Dams)
号： 282  ページ： 4-16  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： Y0579A  ISSN： 0289-9639  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年一般的になりつつあるGPSによる斜面観測システムに着目し,ダム計測への適用において河川施設等構造令に示される正確性,代表性,適時性の3要素が確保されるかを検証した。地震直後等の急速な変位計測は数時間以内で精度よく観測できる方法を提案した。降雪地帯における計測は容易に除雪できる標的埋設型GPSを考案し,データの季節変化による「ゆらぎ」は統計処理による補正方法を提案した。また,GPS計測機器配置については従来の光波計測によるバックアップを併用することにより最適化してコスト削減を図った。これらの課題対処法を踏まえて,徳山ダムの試験湛水から現在に至る計測結果からその実用性を確認した。

シソーラス用語： *フィルダム ,  変位 ,  計測 ,  改変 ,  積雪寒冷地 ,  除雪 ,  統計的方法 ,  データ処理 ,  試験 ,  技術開発 ,  配置計画 ,  湛水 ,  *計測システム ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  高度化 ,  試験湛水

分類 (2件)： ダム一般  (RC16010D) ,  測量学一般  (RC02010W)

引用文献 (13件)：

• 清水則一・安立 寛・小山修治: GPS変位モニタリングシステムによる斜面変位計測結果の平滑化に関する研究, 資源と素材, Vol.114, pp. 397~402, 1998年6月.
• 松田浩朗・安立 寛・西村好恵・清水則一: GPSによる斜面変位計測結果の平滑化処理法と変位計測予測手法の実用性の検証, 土木学会論文集, No.715/III-60, pp. 333~343, 2002年9月.
• 岩崎智治・武智国加・武石 朗・清水則一: 道路斜面の維持管理を目的とした計測評価システムの開発, 土と基礎, Vol.50, No.6, Ser. No.533, pp. 25~27, 2002年6月.
• 北川原四郎: FORTRAN77時系列統計解析プログラミング (第4版), 岩波書店, pp. 245~264, 1997年4月.
• 例えば, 鈴木義一郎: 情報量規準による統計解析入門 (第6刷), 講談社, pp. 77~79, 2001年8月.

タイトルに関連する用語 (5件)： GPS ,  計測 ,  フィルダム ,  堤体 ,  高度化