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J-GLOBAL ID：201002258380192845   整理番号：10A0315039

p38はプロテアソームによるチロシナーゼの分解を介して色素沈着を制御する

p38 Regulates Pigmentation via Proteasomal Degradation of Tyrosinase

著者 (6件)： BELLEI Barbara (IRCCS, Rome, ITA) ,  MARESCA Vittoria (IRCCS, Rome, ITA) ,  FLORI Enrica (IRCCS, Rome, ITA) ,  PITISCI Angela (IRCCS, Rome, ITA) ,  LARUE Lionel (Inst. Curie, Orsay, FRA) ,  PICARDO Mauro (IRCCS, Rome, ITA)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 10  ページ： 7288-7299  発行年： 2010年03月05日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 色素沈着でのp38MAPKの関与が知られているので,その機構を検討することにした。黒色腫細胞でピリジニルイミダゾール誘導体のp38MAPK阻害剤(SB203580,SB202190)だけでなく類似構造だがp38を阻害しないSB202474も基礎の色素沈着とα-MSH誘導の色素沈着を抑制した。p38経路と独立に色素沈着が抑制されることはRNA干渉によるp38のノックダウンでも確認され,このとき色素沈着とチロシナーゼの発現が増加した。この増加はユビキチン-プロテアソーム系による分解の低下によるものであり,p38のsiRNAで処理するとチロシナーゼのユビキチン化が抑制された。したがって,p38は色素沈着を促進する他に,ユビキチン-プロテアソーム系を介してチロシナーゼを分解することにより色素沈着を抑制することがわかった。

シソーラス用語： *p38MAPキナーゼ ,  *色素沈着 ,  腫瘍細胞 ,  酵素阻害剤 ,  遺伝学実験技術 ,  *ユビキチン化 ,  *プロテアソーム ,  モノフェノールモノオキシゲナーゼ ,  対供与体オキシゲナーゼ ,  ケト-エノールイソメラーゼ ,  マウス ,  DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  ポリペプチド ,  MSH【ホルモン】
準シソーラス用語： EC5.3.2.3 ,  MITF ,  RNA干渉法 ,  チロシナーゼ関連蛋白質1 ,  チロシナーゼ関連蛋白質2 ,  ドパクロムトートメラーゼ ,  黒色腫細胞

分類 (2件)： 皮膚の基礎医学  (GF01020Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (5件)： MG-132 ,  SB-202190 ,  SB-202474 ,  SB-203580 ,  α-MSH

タイトルに関連する用語 (5件)： P38 ,  プロテアソーム ,  チロシナーゼ ,  分解 ,  色素沈着