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J-GLOBAL ID:201002258529282737   整理番号:10A0615915

T細胞性急性リンパ芽球性白血病におけるタンパク質チロシンホスファターゼ遺伝子PTPN2の欠失

Deletion of the protein tyrosine phosphatase gene PTPN2 in T-cell acute lymphoblastic leukemia
著者 (23件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 530-535  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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PTPN2(protein tyrosine phosphatase non-receptor type2,別名TC-PTP)は,細胞質型チロシンホスファターゼで,さまざまなチロシンキナーゼおよびその他のシグナル伝達タンパク質の負の調節因子として機能している。PTPN2は,その免疫系の調節における役割と一致して,自己免疫疾患の感受性遺伝子座として同定された。本論文では,ヒトT細胞性急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)において,PTPN2に限局された欠失がみられることを報告する。PTPN2の欠失は,がん遺伝子産物であるTLX1転写因子の異常な発現がみられるT-ALL(NUP214-ABL1チロシンキナーゼも発現する4症例を含む)に特異的にみられた。PTPN2のノックダウンによって,T-ALL細胞の増殖やサイトカイン感受性が増加した。さらに,PTPN2は,NUP214-ABL1キナーゼ活性の負の調節因子であることが明らかになった。我々の研究から,PTPN2が腫瘍抑制因子としての役割をもつ遺伝的および機能的な証拠が示され,また,PTPN2の発現が治療への反応を調節するかもしれないことが示唆される。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  発癌機序・因子 
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