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J-GLOBAL ID:201002258574417236   整理番号:10A0905057

NAD(P)H:キノンアクセプター オキシドレダクターゼ 1(NQO1),多機能性抗酸化酵素と例外的に多能な細胞プロテクター

NAD(P)H:quinone acceptor oxidoreductase 1 (NQO1), a multifunctional antioxidant enzyme and exceptionally versatile cytoprotector
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資料名:
巻: 501  号:ページ: 116-123  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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NAD(P)H:キノンアクセプター オキシドレダクターゼ1(NQO1)は広く分布するFAD依存性フラボ蛋白質であり,キノン,キノンイミン,ニトロ芳香族,そしてアゾ染料の強制的2電子還元をNADHまたはNADPHと対比できる速度で促進する。これらの還元はキノンのレベルを押し下げ,それにより酸化還元サイクルによる活性酸素中間体の発生と細胞内チオールの枯渇の機会を最少限にする。NQO1はKeap1/Nrf2/ARE(抗酸化物質応答エレメント)経路により調節される高度に誘導性の酵素である。酸化ストレスと戦うNQO1の抗酸化機能の重要性の証拠はNQO1レベルの誘導またはそれらの枯渇(ノックアウトまたはノックダウン)がそれぞれ酸化ストレスへの感受性の減少または増大と関係することを示すことにより得られる。さらにベンゼンの遺伝毒性はNQO1活性が弱められると著しく促進する。NQO1活性を抑制するヒト多形が疾病への素因の増大と関係することは驚くべきことではない。最近の研究はNQO1の酵素活性とは一見して無関係なその防護的役割を明らかにしている。NQO1は重要な腫瘍抑制物質p53に結合し,それをプロテアソーム分解に対して安定化する。事実,NQO1は他の蛋白質の分解運命を調節する様である。これらの知見はNQO1が特定の蛋白質のプロテアソーム分解の調節において選択的な“門番”をする可能性があり,それによりNQO1の高度に効果的な抗酸化機能をはるかに超えて細胞防護の役割を広げることを示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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酵素一般 

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