抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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AFM(原子間力顕微鏡)/SPM(走査型プローブ顕微鏡)用のカンチレバーのチップ先端にカーボンナノチューブを接合する場合,現在は予め電極上に高周波泳動によりカーボンナノチューブを収集し,SEMで観察しながら,手動制御によりカーボンナノチューブを1本づつ移植する手法が採られているが,この手法は生産性が低い。本研究では,カーボンナノチューブ分散液中で電極に数100kHz~数MHzの高周波を印加する誘電泳動(高周波泳動)によりカーボンナノチューブを操作し,マルチプローブアレイを想定して,規則的に並ぶ複数の先鋭化された電極先端部分に選択的に配置する技術について検討した。実験の結果,上記操作は可能であることが分かった。また,電極突起部を先鋭化した構造とすることにより,電極先端部の1μm以下の狭い領域のみに,100nm程度のバンドル径でカーボンナノチューブを集中的に付着できることも判明した。