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J-GLOBAL ID：201002258694861229   整理番号：10A0056601

クラウドコンピューティング時代のIDM 第1回 情報システムとIDMの歴史と課題

著者 (1件)： 井上春樹 (静岡大)
資料名： 月刊自動認識  (自動認識)
巻： 23  号： 1  ページ： 20-27  発行年： 2010年01月10日 
JST資料番号： L5737A  ISSN： 0915-1060  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アイデンティテイ管理(IDM)は,多種の情報システムがその利用者を認証し,それを受けた個人や団体に適切な権限を与える流れを管理する。シングルサインオン(SSO)に代表される統合認証管理が広く普及したが,クラウドコンピューティング(CC)の出現により,組織内部の認証管理を対象とするIDM手法だけではCCの特徴である計算資源の外部化を管理するすることは困難になった。情報システムとIDMの歴史について述べ,双方が転換点にあることを示した。従来のIDM手法は,セキュリティレベルを高くすることは同時にユーザーの利便性を低下させるという性質を内在している。トレードオフなしでは実用に供せないが,利用者=人間に付随していないデータを認証のベースとする手法では完全な統合認証は望めない。

シソーラス用語： 計算機利用 ,  *計算機網 ,  データセンタ ,  *認証 ,  セキュリティシステム ,  計算機リソース管理 ,  パスワード ,  プロトコル ,  Web【情報システム】 ,  クライアントサーバシステム
準シソーラス用語： クラウドコンピューティング ,  利用者認証 ,  シングルサインオン

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  計算機網  (JC03000K)

タイトルに関連する用語 (3件)： クラウドコンピューティング ,  情報システム ,  歴史