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J-GLOBAL ID:201002258743234634   整理番号:10A0950383

摩擦撹拌バーニッシングによって加工された0.45%C鋼の温度履歴と金属組織学的構造

Temperature History and Metallographic Structure of 0.45%C Steel Processed by Frictional Stir Burnishing
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 838-848 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: U0027A  ISSN: 1881-3054  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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硬さ特性の顕著な強化が,摩擦撹拌バーニッシング(FSB)プロセスによって達成された。主軸速度10000min-1,送り速度200mm/minおよび処理荷重750Nの条件のもとで,厚さおよび硬度がそれぞれおよそ200μmおよび900HVである強化領域が作り出された。処理温度は,圧縮応力の条件下で,およそ600~750°Cであった。この温度は,A3転換点(通常780°C)より低いが,A3転換点が圧縮応力条件の下では低下することが知られている。そして,工具が通り過ぎた後は温度は急速に低下する。この過程は,焼き入れプロセスと同様と仮定することができる。しかし得られた硬度値は,通常の焼き入れ材のそれよりも硬い。プロセス荷重が500Nのときは,1000HV以上の極端に硬い領域が得られた。この場合,材料はマルテンサイトに転換されなかったと考えられる。FSBの厳しい撹拌プロセスが,結晶の精製の原因になったと結論付けることができる。(翻訳著者抄録)
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