抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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NVI Mining社によるMyra Falls鉱山においては過去40年間にわたる地下採掘作業により1日当たり4000トンの銅を選鉱している。1985年に製造された現在使用されている選鉱機は塊状硫化物鉱石の処理のためにデザインされたものである。HWとして知られているこの鉱石岩体は約50%の黄鉄鉱を含有している。鉱物としての価値は黄銅鉱と閃亜鉛鉱であり,全ての鉱物タイプの中に認められる高価な金属を伴っている。1997年には新しい鉱石岩体であるBattle-Gapとして知られている鉱山での採掘が開始された。この新しい鉱脈は鉱物組成学的に複雑であり約15%の黄銅鉱の銅含有量を示し,初期黄銅鉱と2次性の斑銅鉱,輝銅鉱,およびテナンタイトも含有し多量の方鉛鉱と閃亜鉛鉱を随伴している。浮遊選鉱量はBattle-Gap鉱石タイプの総量の増加とともに一般的には減少しており,銅の精錬の質(鉛と亜鉛の含有量の増加)と銅の回収率に影響を与えている。非常に重要な冶金技術の試行錯誤ののちに新たな完全に一連である銅-鉛-亜鉛選鉱フローシートとその反応力の概要が開発された。この連続的なフローシートが段階的に現場で採用され2006年には全面的に採用されるようになった。銅精錬における鉛と亜鉛の精錬による含有損失は40%も減少し,逆に銅回収量は10%も増加している。